包括指針の順守へ 教育カリキュラム 厚労省

2014.06.01 【安全スタッフ ニュース】
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 厚生労働省は、「機械の包括的な安全基準に関する指針」を順守させるため、機械安全に携わる人材を育成するための教育カリキュラムを策定した。

 指針は機械を設計・製造、使用する段階でのリスクアセスメントとリスク低減措置などを定めているもので、実務に当たる機械製造メーカーの設計技術者と、製造現場で機械を動かす生産技術管理者を対象とした教育の実施要領として新たに示した。カリキュラムでは、機械の設計・製造段階に実施するリスクアセスメントの手順や本質的安全設計方策などを中心にそれぞれ30時間、15時間の内容を定めている。

 厚労省によると、機械による災害は全労働災害の約4分の1を占めており、「機械安全に関する人材育成のための教育を促進する必要がある」という。法令に基づいて事業者に義務付けられる教育ではないが、設計技術者や生産技術管理者は機械のメーカーやユーザーの設計技術者、さらには安全担当者などが受けることが望ましいとした。

 中央労働災害防止協会など関係団体へ実施要領の周知と普及を求めている。

平成26年6月1日第2211号 掲載

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