【特集1】職場の熱中症予防 リスク把握し無理ない作業を/<対策事例>バイタルセンサーで体調把握 鹿島建設㈱横浜支店

2022.06.28 【安全スタッフ 特集】
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 熱中症の発症者が増える7、8月。重篤化を防ぐには暑熱リスクを把握して適切な予防対策を取る必要がある。屋外などWBGT値が上がりやすい場所や発症リスクの高い高年齢者、持病や当日の体調など、作業者一人ひとりの状態に目を向けた作業管理が重要になる。活動事例では、鹿島建設横浜支店のバイタルセンサーを使った最新の取組みを取材した。異常時の警報と声かけにより、試行現場で熱中症ゼロを達成している。

建設業の死亡者は過去5年で最多

 厚労省がまとめた令和3年の労働災害発生状況によると、熱中症による休業4日以上の死傷者は561人、死亡者は20人。前年に比べて休業災害は少なかったものの、建設業の死亡者は11人で過去5年で最多になった。

熱中症による業種別死傷者数(令和3年確定値)

 死亡災害20件のうち、15件(75%)では暑さ指数であるWBGT値が計測されていなかった。日陰がない炎天下のスラブ上や敷鉄板の上、風が通りにくく空調設備のない屋内、防護服などを装備している場合にはWBGT値が上がって熱中症発症の危険性が高まる。気温がそれほど上がっていない日でも、作業場所や作業環境によって暑熱リスクは異なるため、場所ごとに暑熱状況を評価する必要がある。

 リスクの高い場所では、作業強度を下げたり、通気性の良い服やファン付き作業服の着用のほか、…

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2022年7月1日第2405号 掲載

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