【新型コロナを乗り切る!産業保健と働き方改革】第23回 来年に向けた感染症対策 大声・長時間に注意 新興感染症の脅威は残る/石澤 哲郎

2020.12.10 【労働新聞】
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死亡率は大きく低下

 本連載も残すところ2回となった。今回は2021年に向けて、新型コロナウイルス感染症対策の現状を総括し、将来の展望について解説する。なお今回の記事は2020年12月4日までの情報を元に作成されている。

 11月上旬から新型コロナウイルス感染症の感染者数は急速に増加しており、2020年4月の第1波、8月の第2波に引き続く第3波の様相を呈している。本感染症と季節の関係は明らかではないが、他のウイルス性疾患と同様に低温環境で感染力が高まると想定されている。さらにスーパーコンピュータ「富岳」による解析では、湿度30%以下の環境では拡散するエアロゾルが2倍以上に増えることが明らかとなっており、気温・湿度ともに低下する冬場には大流行が懸念される。

 またインフルエンザとの同時流行にも注意を要する。現時点では例年よりもインフルエンザの患者数は大幅に少ないが、本格的な流行期は12月後半以降であり油断はできない。インフルエンザの感染予防の基本は新型コロナウイルス感染症と全く同じなので、これまで同様の対策を続けることが重要である。

 具体的な感染症予防対策としては、…

筆者:産業医事務所 セントラルメディカルサポート 代表 石澤 哲郎

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令和2年12月21日第3285号13面 掲載

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