【産業カウンセリングの現場から】第109回 社会が求めるカウンセラーに

2015.12.01 【安全スタッフ】
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「守秘義務順守」を徹底

 私はこれまで一貫して産業領域の支援に携わってきた。1社目は外部EAPの非常勤カウンセラーとして約3年、2社目は別の外部EAPに常勤カウンセラーとして8年勤務した。そして2015年度からは内部EAPの常勤カウンセラーとして新たな勤務をスタートしている。

 現在所属する「住友商事グループSCGカウンセリングセンター(Sumitomo Corporation Group-Counseling Center:略称SCG-CC)」は、ワーク・ライフ・バランス(WLB)諸施策の一環として、2005年に設立された企業内相談室である。「何でも相談」「守秘義務順守」の2つの基本運営方針を堅持しており、企業内部の機関でありながら、守秘義務よりも優先されるような緊急事態が発生しない限り、人事・管理職・産業医などと個人情報の共有を一切行わない。本人の同意を得ての連携も行わない。こういった対応の徹底の結果、社員からも「安心できる」との評価を得て、相談件数も年々上昇している。

 SCG-CCが方針を徹底し、評価を得ることができている理由の一つとして、…

執筆:住友商事グループ SCGカウンセリングセンター センター長付臨床心理士
坂井 一史

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平成27年12月1日第2247号 掲載

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