【安全衛生眺めてみれば】第39回 山中であわや熱中症に
2025.07.28
【安全スタッフ】
私の故郷、佐賀市は筑紫平野の中心にあり、市内のいたるところから、春夏秋冬いつでも、北方にそびえる背振山脈の山々を望むことができます。そのような環境なので、いつのころからか山登りに憧れ始め、暇な休日には自転車で山麓まで行き、そこから徒歩で登り始めることを常としていました。
後年、日本山岳会の会員となったのですが、同会は山の環境を守る活動にも熱心で、その活動の一環として、東京の高尾山で、放置されて荒れたままの針葉樹林を伐採し、その跡に広葉樹を植えて山本来の樹相に戻すということを長年実施していて、私も定年後はかなり熱心に参加していました。高尾山は自然が豊富に残っており、私の田舎の背振山脈の山々と似通っていて、ここの山肌を登ったり降りたりしながらの作業は、少年時代に戻ったような気がするのです。
今から20数年前、…
執筆:一般社団法人 労務安全監査センター 代表理事 東内 一明
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2025年8月1日第2479号 掲載