【送検事例】機械の清掃で運転を停止せず
2025.07.10
【安全スタッフ】
福岡・北九州西労働基準監督署は、機械の掃除の際に運転停止をさせなかったとして、衣類のリサイクル加工の会社と同社工場長を安衛法違反の疑いで福岡地検小倉支部に書類送検した。労働者が古着を綿状の繊維に加工する機械のシリンダー内に詰まった繊維を取り除く作業をしていたところ、機械に右手が巻き込まれた。労働者が前腕を切断する労働災害が起きている。(R7・6・5)
事件の概要
事故は令和6年3月13日、衣類のリサイクル工場で発生。労働者が古着を綿状の繊維に加工する機械のシリンダー内に、詰まった繊維を取り除く作業を行っていたところ、機械に右手が巻き込まれた。労働者の前腕が切断される労働災害となった。
安衛法では、機械の清掃などを行う場合は、機械を停止しなければならないと規定しているが、災害発生当時、運転を止めていなかった。
また、労働者の作業を変更したときに、…
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2025年7月15日第2478号 掲載