【事故防止 人の問題を考える】第176回 今後の建設業の労働災害防止を考える

2024.04.10 【安全スタッフ】
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現場最前線の声を吸い上げる

 建設業の休業4日以上死傷災害(以下、死傷災害)の長期推移をみると、昭和49年、死傷者数は10万5867人だったものが、令和4年は1万4539人と、この約半世紀に86.3%減と大幅に減少しました。

 建設業は、労働集約型の産業でヒューマンエラー対策を検討すべき場面が多く、日々刻々と作業内容が変わること、単品受注生産で同じ場所に同じ物をつくることはないことなどから設備面の安全対策に限りがあり、数多くの専門工事業種の皆さんが入れ替わり立ち替わり作業するため、日々、業種間、作業者間の調整が必要となることなど、労働災害防止活動を推進するうえで数多くの課題があります。

 それにもかかわらず、死傷災害が大幅に減少したことは、関係者の長期にわたる弛まぬ努力の賜物といえます。労働災害件数がなかなか減少しない第三次産業は見習うべき点があるでしょう。

 しかしながら、…

執筆:労働安全衛生総合研究所 安全研究領域特任研究員 高木 元也

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2024年4月15日第2448号 掲載

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