【歴史と事例から学ぶ!賃金制度設計】第9回 パートタイマーの賃金① 異なる決定原理が併存 労使で最賃の方向議論を/西村 純

2022.10.06 【労働新聞】
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雇用形態に基づき区分

 第9回目は非正社員の賃金、なかでもパートタイマーの賃金について考えてみたい。第2回目の連載において、日本の賃金の特徴として次の2点を指摘した。1つは、労働市場の相場との結び付きが強い賃金制度が導入されている企業はごく少数に限られていることである。そして、もう1つは、賃金の決定は、個社の賃金制度や労使関係の状況に影響される部分が大きいことである。言い換えると、労働市場からの影響をそこまで受けずに、組織のルールに基づいて賃金を決定しているところに日本の特徴がある。ただし、一国の賃金決定原理は、単一のタイプに収斂しているわけではない。これは何も日本に限ったことではなく、諸外国でも見られる傾向である。

 たとえば…

筆者:労働政策研究・研修機構 副主任研究員 西村 純

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令和4年10月10日第3371号11面 掲載

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