【ぶれい考】多様性に合わせたルール/島原 由里子

2021.03.18 【労働新聞】
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 多様な社員が活躍できる環境を整えるため、一昨年テレワークを導入した。当時、活用していた社員は一部だけ。どう拡げていくか考えていた矢先、図らずも新型コロナにより活用せざるを得ない状況になった。

 当社では昨年2月下旬から、社員の7割が広島以外の地域でテレワークを実施した。同時にアンケートを取り、課題や良い点を確認した。課題は、通信環境が悪い、家族と一緒だと集中できない、先輩にちょっとした質問がしにくいなど。良い点は、仕事に集中できる、通勤の負担がない、家族との時間が取れるなどだった。思った以上にコロナ後も活用したいという意見が多く挙がっている。

 当初は働き過ぎやマネジメントの難しさを懸念し、テレワーク時は時差勤務、中抜け、残業を原則禁止としていたが、それを止めた。社員が自立的に取り組む様子を目の当たりにし、その懸念は不要だと判断したからだ。

 私の部署では、時差勤務と在宅勤務を合わせ技で使うスタッフがいる。朝型の彼女は、5時半から仕事にかかり14時半に仕事を終える。その後の時間は家事などに活用しているそうだ。仕事が捗り、生活も充実しているとにこやかに話す。

 今年1月の緊急事態宣言に伴い、…

筆者:オタフクHD㈱人事部長 島原 由里子

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令和3年3月22日第3298号5面 掲載

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