緊急連絡先を貼出し 建設現場へパトロール 東京労働局・熱中症対策
2025.06.11
【労働新聞 ニュース】
東京労働局(富田望局長)は、熱中症防止に向けた体制整備の義務化が目前に迫った5月28日、建設現場のパトロールを行った。川又修司労働基準部長(写真左)が、㈱竹中工務店が施工するオフィスビル工事現場を視察。作業員に熱中症の疑いがあった際の、緊急連絡先などを載せたポスターの掲示状況を確認した。
同現場ではポスターのほか、作業員に連絡先カードも配布している。カードでは「意識がない」、「言動がおかしい」などの症状の場合は、救急車を要請することも促している。
川又労基部長は視察後、「人は何かあったとき、何をしたら良いか頭に思い浮かばない。電話番号だけでも書いてあればすぐに連絡できるので参考になる」と講評した。
令和7年6月9日第3500号5面 掲載