移動式クレーンの転倒事故が多発 チェックリストで確認求める 東京労働局

2022.07.08 【安全スタッフ ニュース】
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 東京労働局(辻田博局長)は6月27日、移動式クレーンの転倒防止対策を徹底するよう建設業労働災害防止協会東京支部などに要請した。都内の工事現場で今年、移動式クレーンの転倒事故が頻発していることを受けたもので、関係者に対して作業計画の策定、機械の能力に応じた適正な使用の徹底、地盤強度の確保の徹底、安全装置の有効保持の徹底をするよう周知を求めている。

 移動式クレーンの転倒事故は今年に入って6月までに5件発生しており、うち2件では作業者が負傷する労働災害が発生している。転倒原因の多くは、過負荷やブームを不適切な位置に伸ばしたまま旋回させたことによるもので、人的な要因が散見されるという。安全作業チェックリストを示し、作業開始前の計画や点検、安全対策などの確認を促している。

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