高卒現業職の初任給20万円 東武鉄道・23年から

2022.07.05 【労働新聞 ニュース】
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 東武鉄道㈱(東京都墨田区、根津嘉澄取締役社長)は、鉄道設備のメンテナンス業務などを担うグループ内の機能別会社4社で、高卒初任給を2023年度から20万円に引き上げると明らかにした。21年度実績の18万1500円から大幅アップに踏み切るもので、今春入社した計50人にも遡って7000円増の18万8500円を適用する。

 近年、離職者が増えている現状に鑑み、初任給の改定で優秀な人材の確保、働きがいの向上を図るのが狙い。入社4年目までの若年層の基本給も4月に遡って最大7000円引き上げる。定期昇給分と合わせ、2年間で約1割の底上げになる。

 同社のポテンシャル採用(大学・大学院卒対象の総合職)の初任給も改善する。21年度の21万8500円に対し、今春入社者には22万3500円を遡及適用し、23年度には23万円まで高める。

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令和4年7月4日第3359号5面 掲載

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