不妊治療受診者の1割が退職済 三重県・調査結果

2021.09.13 【労働新聞 ニュース】
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 三重県が不妊治療中の人材に実施した仕事の両立に関するアンケートで、約1割が「治療に専念するために仕事を辞めた」と回答していることが分かった。具体的な理由としては、決まった時間に注射を打たなければならず、病院からはあらかじめ通院日を指定されているため、急に休んだり遅刻を余儀なくされる問題が多く指摘された。

 現在も就労している人は回答者の78.0%を占め、そのうち「職場に不妊治療をサポートする制度がある」としたのは25.1%だった。「テレワークなど柔軟な勤務体制」を導入しているケースが最も多く、64.5%となっている。

 調査は今年2~5月に実施。特定不妊治療助成申請者、新型コロナウイルス感染症に係る特定不妊治療費助成承認決定者などから477件の回答を得た。回答者は30歳代が72.1%、40歳代が19.3%と、企業内で中心となって働く世代が多く占めている。

令和3年9月13日第3320号4面 掲載

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