【特集】労災防止は地道にそしてやれることから 警備業界全体の発展を考え/オールマイティセキュリティサービス

2012.06.15 【安全スタッフ 特集】
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 労働災害防止はどの業界にとっても、欠かすことのできないテーマだが、第3次産業のように比較的若い産業では対策が十分とはいえず、災害が増加傾向にある。東京労働局でも第3次産業に向けた災防対策を打ち出すほどだ。ここに警備業界をリードして労災防止を地道にしかも身の丈に合ったやれるところから取り組んでいる会社がある。㈱オールマイティセキュリティサービス(東京・板橋区)は、自社から絶対に労災は起こさないを最大目標に、社員への標語募集と改善提案を中心として安全意識を盛り立てる。安全意識が向上していくなか、顧客先で安全衛生上の改善提案が感謝されている。

活動のキッカケは業界機関誌

 同社は交通誘導警備や常駐施設警備業務、駐車場警備業務、防災設備点検業務、身辺警備、イベント警備を行っている。このうち、主軸は施設警備と建設業などの交通誘導警備だ。

 労災防止活動に同社が乗り出したのは、東京都警備業協会の機関誌「とうけいきょう」の平成18年労働災害発生状況報告を見たのがキッカケとなった。同社警備1部の高橋勇司部長は「第10次労働災害防止計画の4年目に当たる18年度に(労働災害の)増加傾向が顕著に表れているのは警備業というの報告に眼を奪われました」と当時を振り返る。

 具体的内容としては、警備業の労災件数が平成17年度が153件で同18年度に27件増え180件になったと記されていた。第3次産業従事者の絶対数が増えているとはいえ、警備業界で労働災害が約2割という状況のなか、スタッフとして真剣に考えなければならないテーマだと痛切に感じたという。

自社から絶対に発生させない

 そこで、まず最初に行ったのが、…

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平成24年6月15日第2164号 掲載

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