【裁判例が語る安全衛生最新事情】第243回 環境施設ほか事件 安全帯着けない作業指示で企業責任 福岡地裁平成26年12月25日判決

2016.02.15 【安全スタッフ】
  • list
  • クリップしました

    クリップを外しました

    これ以上クリップできません

    クリップ数が上限数の100に達しているため、クリップできませんでした。クリップ数を減らしてから再度クリップ願います。

    マイクリップ一覧へ

    申し訳ございません

    クリップの操作を受け付けることができませんでした。しばらく時間をおいてから再度お試し願います。

Ⅰ 事件の概要

 被告Y1社は、生コンクリートの製造・販売、排出土の改良・販売などを目的とする会社であり、被告Y2社は、土木・建築などの設計・施工・監督などを業とする会社である。原告XはY2社に雇用されていた。被告Y3は、Y2社の代表取締役社長である。

 Xは、Y1社の工場の汚泥プラントにおいて、主として汚泥と石灰との混合物を運搬するベルトコンベアのジョイント部分で土の流れが止まっていないかを点検し、詰まった土を除去する作業に従事していた。平成21年12月8日、Xは、プラントの石灰貯蔵タンクにおいて作業していたところ、足場としていた木製の板(道板)が割れて、転落した。これにより、骨盤骨折、神経因性膀胱炎、第1腰椎・第12胸椎圧迫骨折の傷害を受けた。…

執筆:弁護士 外井 浩志

この記事の全文は、安全スタッフの定期購読者様のみご覧いただけます。
▶定期購読のご案内はこちら

安全スタッフ電子版へログイン

安全スタッフ電子版は安全スタッフ購読者専用のサービスです。

詳しくは労働新聞・安全スタッフ電子版のご案内をご覧ください。

平成28年2月15日第2252号 掲載

あわせて読みたい

ページトップ
 

ご利用いただけない機能です


ご利用いただけません。