【社労士が教える労災認定の境界線】第184回 出張中の休日に宿泊ホテルで夕食中、トイレ内で転倒

2014.12.01 【安全スタッフ】
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災害のあらまし

 Aさんはメーカーの営業マン。自分の担当である地方の取引先への営業活動のため1週間の出張計画を立てた。週末を挟んでの出張となるため、会社の所定休日である日曜日に現地で休日を設ける旨の出張計画書を事前に上司に提出し、了承を得た。

 水曜日から金曜日までは自社製品の売込みに奔走し、土曜日は取引先のイベント出席のため休日出勤扱いとなった。現地での休日となった日曜日は取引先も休みであるため、日中は観光地巡りをして英気を養い、夕方宿泊先のホテルに戻った。翌日の仕事に備え手っ取り早くホテル内にあるレストランで夕食を摂っていたが、途中トイレを使用した際に足を滑らせて転倒し、左手首を骨折する大ケガを負ってしまった。…

執筆:一般社団法人SRアップ21 東京会 机経営労務管理事務所 所長 机 秀明

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平成26年12月1日第2223号 掲載

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