【持続可能な経営を実現する 未来へつなぐ賃金改善】第2回 定期昇給とベースアップ 原資の効率的活用へ 一律か否かは状況次第/津留 慶幸
2025.07.03
【労働新聞】
入替りで安定的な運用
この数年、「賃上げ」という言葉が浸透した。「1万7000円」や「5.3%」といった数字とともに報道されることも多いが、見方には注意が必要である。賃上げの中には、定期昇給(定昇)とベースアップ(ベア)という2つの異なる仕組みが含まれている。どちらも従業員の賃金を引き上げる手法ではあるが、その目的や仕組み、影響は異なる。
定昇とは、一般的に毎年一定の時期に制度や慣習に沿って給与を引き上げることである。従業員の年齢や勤続年数、経験の蓄積、あるいは…
筆者:クラフト人事コンサルティング 代表取締役 津留 慶幸
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令和7年7月14日第3504号6面 掲載