【人的資本経営期のHR用語集】第65回 ジョブ・クラフティング(後編) 職務没頭へ不可欠 取組みに3つの方法/木谷 宏

2024.01.18 【労働新聞】
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1990年代の心理学も影響

 ジョブ・クラフティングとは仕事を手作りすることであり、仕事に変化を加えることによって働きがいを向上させる行為である。その背景のひとつに1990年代後半のポジティブ心理学の影響がある。ネガティブな心理状態をゼロの状態へ戻すことに偏った従来のアプローチ(例:私は幸福でない⇒成功が幸福をもたらす⇒成功には何が必要か)とは異なり、ポジティブな心理状態を重視する新たな考え方(例:幸福を感じているポジティブな脳が成功をもたらす)は心理学以外の分野にも多くの示唆を与えた。人事管理論においても、1910~50年代の労務管理による“人=費用”(削減すべき存在)、続く60~80年代の人的資源管理における“人=資源”(使うと減る存在)の考え方を経て、90年代以降の人的資本経営では“人=資本”(投資で増える存在)とするポジティブな捉え方に変化している。…

筆者:県立広島大学大学院 経営管理研究科 教授 木谷 宏

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令和6年1月22日第3433号12面 掲載

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