【送検事例】落下による危険防止を怠る

2023.11.28 【安全スタッフ】
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 神奈川・川崎南労働基準監督署は、物体落下による危険防止措置を怠ったとして、建設会社と同社代表取締役を安衛法違反の疑いで横浜地検川崎支部に書類送検した。工場内の工事現場でサイロ上部に資材をつり上げる際に、つり荷の資材が落下し下にいた労働者の頭部に当たって死亡する労働災害が起きている。代表取締役は立入禁止区域などを設けるなどの措置を講じていなかった疑い。(R5・10・5)

事件の概要

 事故は今年2月23日、川崎市の工場内の工事現場で発生。約30㎏の重量となる資材を電動ホイストでつり上げていた際、つり荷の資材が落下。下にいた労働者の頭部に当たって、死亡となる労働災害が起きた。

 安衛法では、…

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2023年12月1日第2439号 掲載

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