【送検事例】プレスの災害で労災かくし

2012.12.15 【安全スタッフ】
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 福岡・直方労働基準監督署はプレス会社と同社業務部長を労災かくしをしたとして安衛法違反容疑で福岡地検飯塚支部に書類送検した。契約社員の労働者が今年6月22日にプレス機の金型交換中、スライドに左手を挟まれる災害があり7月11日に手術を受け、その日以後、休業していたのにもかかわらず、労働者死傷病報告を同労基署が捜査に入った後の9月6日まで提出していなかった。(H24・11・7)

事件の概要

 プレス会社の契約社員の労働者が今年6月22日にプレスの金型交換作業中、スライドに左手を挟まれる労働災害が発生した。同社業務部長は労働者が手術を7月11日に受けて、その日以後、休業していたのにもかかわらず、直方労基署が捜査に入った後の9月6日まで労働者死傷病報告を提出しなかった。

 事件は「仕事中のケガであるのに、健康保険を使って治療するよう言われた」との労働者からの相談により発覚し、同労基署が捜査に着手したもの。実際、医師には嘘の報告をして健康保険を使っていた。…

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平成24年12月15日第2176号 掲載

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