【特集2】新型コロナ対策 感染に備え消毒マニュアル ゾーニングで区域を仕分け/井本商運株式会社

2020.10.12 【安全スタッフ 特集】
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 内航海運業を主な業務とする井本商運㈱(兵庫・神戸市)では、新型コロナウイルス感染症予防対策に力を入れている。手洗い、うがい、咳エチケットなどの習慣付けはもちろん、船内にり患者などが現れた場合に備え、「船内消毒マニュアル」を策定した。感染サイクルを絶ち切るために、リスクの高いエリアと安全なエリアに仕分けをするゾーニングの行い方などを示している。「一方方向に満遍なく拭き取り『返し』をしない」など接触箇所の拭き取り方法を示すとともに、消毒液の作り方や保護具の着用などを分かりやすく指示した。

高齢化で重症者予備群増加

 コロナ禍の長期化が懸念されているところだが、海運業でも問題は深刻だ。船舶はさまざまな港に寄港するが、陸上で人と接することによる感染拡大のリスクが少なくない。さらに万が一、感染が確認されると船舶を運航することができなくなり、物流が滞ることになる。経済が停滞している現在だからこそ、物流の遅れは許されない状況にある。

 また、船員の高齢化も問題となっている。国土交通省の海事レポート2020によると内航船員の数は50歳以上が46.4%を占めており、うち60歳以上は23.6%に上る。船員の約半数が、新型コロナの重症化予備群と捉えることができ、防疫対策は喫緊の課題といえる。…

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2020年10月15日第2364号 掲載

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