東京大学医学部付属病院22世紀医療センターは、テレワーク中の運動不足解消に簡単に実践できる動画をインターネット上で公開した。動画は、同センター運動器疼痛メディカルリサーチ＆マネジメント講座の松平浩特任教授らの研究で作られたもので、腰痛改善の効果が認められている「これだけ体操」、「転倒・腰痛予防！いきいき健康体操」、「腰痛さよなら音頭」の実演と、いきいき健康体操の解説書を掲載している。

　厚生労働省の労働安全衛生総合研究の一環で作成された「いきいき健康体操」は、股関節回しや肩甲骨寄せ、ハリ胸エクササイズなど15の動きを通じてバランス感覚や筋力を鍛えることで、腰痛予防や産業現場で増加している転倒災害の防止を図るのが目的。「これだけ体操」や「腰痛さよなら音頭」も、誰でも気軽に取り組むことができ、音楽と合わせて動きを覚えやすい。新型コロナウイルス感染症拡大防止のために企業などでテレワークが拡がるなか、心身のケアに役立てて欲しいとしている。

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