15カ月にわたり搾取 保険会社代表を送検 新宮労基署

2018.07.18 【労働新聞 ニュース】
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 和歌山・新宮労働基準監督署(森美大署長)は15カ月にわたり労働者1人の賃金の一部を搾取したとして、南紀保険グループの代表を労働基準法第6条(中間搾取の排除)違反の疑いで和歌山地検新宮支部に書類送検した。搾取した賃金は計94万1871円に上る。同グループは保険の代理店を運営しているが、搾取は同代表が個人で行ったものであり、法人は送検対象となっていない。

 労働者は同代表の紹介で岐阜県の建設会社に就職した。同代表は賃金を建設会社から自分の口座に振り込ませ、一部を搾取した上で労働者に支払っていた。

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平成30年7月16日第3169号5面 掲載

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