【特集1】作業負荷軽減へ 設備&環境の改善を 高年齢者・女性も働きやすい職場つくる/厚労省SAFEアワード ヤマハ発動機・台車運搬改善事例
2025.08.27
【安全スタッフ 特集】
高年齢者や女性の就業増加を背景として、事業場では年齢や性別に関わらず働きやすい職場環境づくりが急がれる。エイジフレンドリー職場の拡大を目指す厚生労働省では、SAFEアワードで好事例の横展開を図っており、「からくり」や無人搬送車、仕分け機などの設備導入で重筋作業をなくした事例などを表彰。治具や道工具の使用やハード面の対策は製造現場だけに限らず、誰もが働きやすい職場環境の形成への意識が広がっている。事例では、ヤマハ発動機の取組みを紹介する。同社では今年、車椅子の電動アシスト技術を台車運搬に応用した機器を開発。女性従業員が行っていた負荷の高い重量物運搬作業に着目し、作業を安全で楽に行う改善を進めた。
「からくり」で重筋作業レス 厚労省SAFEアワード事例より
働く人の高年齢化が進むなかで、就業構造の変化によって生産現場で働き続ける高年齢者や女性の割合が増えている。加齢による心身機能の低下や、男性に比べて筋力で劣る女性に目を向けた改善がポイントになるという。厚生労働省では、高年齢労働者の特性に配慮したエイジフレンドリー職場づくりのガイドラインを定め、年齢や性別に関わらず働きやすい職場環境づくりを積極的に推進している。…
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2025年9月1日第2481号 掲載