判断迷う事例を解説 パワハラと指示の間で GSEA・セミナー
2025.06.03
【労働新聞 ニュース】
外国人を雇用する派遣・請負会社に特化した業界団体の(一社)グローバルスタッフ雇用支援協会(=GSEA、三浦和夫代表幹事)は、職場のハラスメント対策をテーマに企業向けセミナーを開いた。社会保険労務士法人加藤マネジメントオフィスの代表・加藤千博社労士が、判断が難しい「グレーゾーン」の事例を解説している(写真)。
たとえば、部下からの進捗報告がなかったため、明日納期の資料が出来上がっていないことを終業間近に知ったケースを紹介。「とにかく明日までに仕上げろ」と残業を命じることがパワーハラスメントに該当するか否かは、「グレー中のグレー」と指摘した。「該当する可能性が高い」としたうえで、業務上必要な場合は、上司も手伝うなどの姿勢をみせることを勧めた。
令和7年6月2日第3499号3面 掲載