賃金調査・企業の賃金動向を紹介―2023年7~9月掲載記事を振り返る

2024.01.02 【労働新聞 賃金調査】
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『労働新聞』で配信したニュース記事のなかから、2023年7~9月に公開しました賃金調査の記事をまとめて紹介します。民間主要企業の賃上げ集計(厚労省)、トラック運送事業の賃金・労働時間等の実態調査(全ト協)、高卒初任給調査(本紙独自集計)――などについて掲載しました。

CCUS・技能者の職種別年収 国交省/職長級年収額 とびで637万円に 見習いレベルの1.3倍
国土交通省がCCUS(建設キャリアアップシステム)の能力評価に応じて試算した技能者の年収額は、職長級(レベル3)の平均(全職種平均)で628万円だった。職種別では、電気工事588万円、土工590万円、左官618万円、鉄筋636万円、とび637万円などとなっている。

厚労省 雇用形態別賃金/正社員男性 ピーク時は43.1万円 非正社員の1.52倍に
令和4年賃金構造基本統計調査の雇用形態別集計によると、男性フルタイム労働者の所定内給与のピークは正社員が55~59歳の43.1万円、非正社員は再雇用世代である60~64歳の28.4万円だった。

厚労省 介護従事者処遇等調査/介護職員・基本給 2700円増で18.7万円に 賞与含めて31.8万円
厚生労働省の令和4年度「介護従事者処遇状況等調査」によると、ベースアップ等支援加算を取得している事業所で働く介護職員(月給制・常勤)の平均基本給は18.7万円、手当および一時金を加えた平均給与額は31.8万円だった。それぞれ1年前と比べて2700円、1万7490円伸びている。

2024年高卒求人初任給調査/技術・技能で20万円超えに 建設3%増の21.3万円
本紙調査による2024年3月卒の高卒求人初任給は、技術・技能系が20万107円で、このうち建設業は前年調査から3.3%増の21.3万円だった。

厚労省 5年民間主要企業賃上げ/平均妥結額1.1万円に 1万円超が13産業
厚生労働省の令和5年春季賃上げ集計によると、民間主要企業における定期昇給込みの平均妥結額は1万1245円だった。労使交渉前の平均賃金31.3万円に対する賃上げ率は3.60%となっている。

職種別民間給与実態調査/職階別の所定内給与 事務課長61.1万円に 非役職者へのベア実施率47%
職階別の賃金実態を把握している人事院の「職種別民間給与実態調査」によると、事務課長の平均所定内給与額は61.1万円、技術課長は59.4万円だった。非役職者である係員クラスと比べて、それぞれ2.02倍、1.93倍の水準となっている。

介護労働安定センター 令和4年度介護労働実態調査/月給者・所定内賃金 介護職員23.5万円に 訪問介護員の時給1407円
介護労働安定センターの「令和4年度 介護労働実態調査」によると、介護従事者の職種別所定内賃金は、月給制で働く介護職員が23.5万円、訪問介護員が23.7万円、看護職員が28.8万円だった。調査対象の8職種すべてで改善し、全職種平均では前年結果から4.5%伸びている。

全ト協 トラック運送事業の賃金/一般事業者・男性大型運転者 平均賃金は36.1万円に 前年から2%弱増加
全日本トラック協会の「2022年度版 トラック運送事業の賃金・労働時間等の実態」調査によると、一般貨物自動車運送事業者における男性運転者の職種別平均賃金(1カ月平均)は、けん引が40.3万円、大型が36.1万円、中型が30.6万円だった。前年結果と比べると、けん引と大型が2%弱伸びた一方、中型は1.5%減少した。

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