賃金調査・企業の賃金動向を紹介―2021年1~6月掲載記事を振り返る

2022.01.05 【労働新聞 賃金調査】
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このページでは、2021年1~6月号に掲載した賃金調査の記事をまとめて紹介します。東京都内の中小企業の退職金の支給状況、関西地域のモデル賃金、全国の中途採用者の賃金――などについて掲載しました。

経団連・東京経協 20年3月卒初任給調査/大卒・事務系 21.8万円で横ばい
経団連と東京経営者協会が実施した2020年3月卒の決定初任給調査によると、大学卒・事務系は21万8472円、技術系は21万7864円だった。前年実績からの引上げ額はそれぞれ1531円、1185円で横ばいとなっている。

東京都 中小企業の賃金・退職金事情/都内中小のモデル賃金 大卒35歳で31.0万円 全年齢階級で改善
東京都の「中小企業の賃金・退職金事情」調査によると、大学卒のモデル賃金は22歳21.1万円、35歳31.0万円、45歳38.7万円、ピークの60歳44.6万円などとなった。

厚労省 民間主要企業 年末一時金妥結状況/年末一時金 平均妥結額は78.6万円 前年から9.46%減
厚生労働省の「令和2年民間主要企業年末一時金妥結状況」によると、平均妥結額は78.6万円で前年比8.2万円(9.46%)減少した。リーマン・ショック後の平成21年に記録した12.61%に迫る落ち込み幅となっている。

経団連・東京経協 20年6月度定期賃金調査/総合職・標準者賃金 大卒35歳38.4万円に ピーク時60万円割り込む
経団連と東京経協が実施した「2020年6月度定期賃金調査」によると、総合職・大卒35歳のモデル賃金は38.4万円となり、前年結果に比べて0.4%減少した。ピーク時55歳は60万円を割り込む59.9万円で、22歳時点(22.1万円)の2.7倍の水準だった。

経団連・東京経協 20年昇給・ベースアップ調査/賃金引上げ率2.02%に ベア分は511円へ半減
経団連と東京経協が実施した「昇給・ベースアップ実施状況調査結果」によると、2020年の平均賃上げ額は6206円となり、所定内賃金に対する引上げ率は2.02%だった。前年結果と比較して973円減、0.30ポイント減と大幅に落ち込んでいる。

関経連ほか/関西地域の標準者賃金 大卒・事務技術モデル 非管理職35歳33.2万円に 全年齢階級で改善
関経連など9つの経営者団体が共同で実施した「標準勤続者賃金」調査によると、大卒・事務技術のモデル賃金は、非管理職22歳21.1万円、35歳33.2万円、管理職は45歳50.8万円、定年直前58.7万円などとなっている。

厚労省/毎月勤労統計(2年平均確報) 現金給与総額 1.2%減の31.8万円 実質も1.2%マイナス
厚生労働省の毎月勤労統計調査によると、令和2年平均(確報)の月間現金給与総額は31.8万円(前年比1.2%減)で、2年連続して前年結果を下回った。フルタイムを指す一般労働者については8年ぶりにマイナスに転じ、41.7万円(1.7%減)となっている。

厚労省/令和元年就業形態の多様化に関する総合実態調査 非正社員の賃金 7割弱が月給20万円未満
厚生労働省が実施した「令和元年就労形態の多様化に関する総合実態調査の概況」によると、派遣労働者やパート労働者などを指す「正社員以外の労働者」の69.0%で、1カ月当たりの賃金が20万円未満となっている。

厚労省/令和3年賃構調査(概況)フルタイム男性 ピークは42.0万円に 60~64歳で3.4%増
厚生労働省「令和2年賃金構造基本統計調査(概況)」によると、一般労働者・男性の所定内賃金は33.9万円で、前年から0.8%増加した。ピーク時の55~59歳の水準は42.0万円だった。

厚労省/役職・職種・標準者賃金 社内SE・男性は31万円 標準者ピーク時2.5倍に
厚生労働省「令和2年賃金構造基本統計調査」の職種別賃金によると、男性では社内システムエンジニア(SE)などを指す「ソフトウェア作成者」が31.2万円、営業用大型貨物自動車運転者が27.5万円などとなり、女性では看護師が29.6万円、販売店員が19.5万円だった。

中労委・令和2年 賃金事情調査/大手の大卒実在者賃金 55歳56万円がピーク 家族手当第1順位6.3%減の1.6万円
大手企業の賃金実態を調べている中央労働委員会の「賃金事情調査」によると、大卒の事務・技術(男性)の実在者平均所定内賃金は、22歳22.1万円、35歳39.1万円、45歳49.6万円、55歳56.1万円などとなった。

厚労省令和2年 賃構・初任給調査/大卒男性が22.7万円 大企業では2.8%
厚生労働省の「令和2年賃金構造基本統計調査」によると、通勤手当を含む男性の初任給は大卒が22.7万円、大学院卒が25.4万円、高卒が18.0万円だった。大卒の企業規模別の水準は大企業が23.0万円、中企業が22.8万円、小企業が21.1万円であり、大企業との差は順に1900円、1.9万円と小さくない。

厚労省・2年度下半期 中途採用時賃金/常用者男性 専門・技術職30.5万円に 女性は5年前比1割アップ
厚生労働省が集計した令和2年度下半期の「中途採用者採用時賃金情報」によると、常用者・男性の平均賃金は26.8万円(前年同期比1.1%増)で、職業別では専門的・技術的職業が30.5万円(1.0%増)、事務的職業が34.8万円(3.6%増)、輸送・機械運転の職業が24.8万円(0.8%増)だった。

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