【特集1】「ロックアウト」で設備の安全化進める 教育続けLOTO習慣定着へ ステーション設け写真使い説明/AGC相模工場

2021.11.26 【安全スタッフ 特集】
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 AGC株式会社相模工場(神奈川・愛甲郡)は、機械設備の安全対策のためにロックアウト・タグアウト(LOTO)の推進に取り組んでいる。作業者は産業用ロボットなどの安全柵内に立ち入る際に、設備の起動スイッチに施錠を行うことで他の作業者による誤作動を防止するもので、工場内でLOTOの統一ルールを定め、毎年の教育で理解度を高めてきた。一人ひとりがパドロックを携帯し、修理補修工事だけでなく生産時の小さなトラブルでもLOTOを徹底できるまでに定着している。(編集部)

予期せぬ機械の重大災害を防止

 機械設備の電源を切ってメンテナンス作業を行っているときなどに、設備内に人がいることを見落として電源を入れると、動き出した機械に挟まれたり巻き込まれたりする重大事故につながってしまう。そこで、機械装置のエネルギー源を遮断し、勝手に機械装置を作動できないようにする「ロックアウト・タグアウト」(以下、LOTO)が安全対策として有効になる。専用の錠と鍵などを使ってエネルギー源をロックすることを「ロックアウト」と呼び、掛札(タグ)で機械装置の操作禁止の注意を明示する手法は「タグアウト」と呼ばれる。

電磁ロックのアクチュエータに錠でロックアウトした例

 AGC㈱では「予期せぬ再起動による、挟まれ・巻き込まれ」など機械設備による重篤な災害を撲滅する手段として、2014年からLOTOによる安全対策の本格的な導入を始めた。操作する場所と機械の間に距離があって労働者が視認できない設備や、内部に機械がある貯槽など…

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2021年12月1日第2391号 掲載

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