【特集】ゲーム感覚で学ぶ 安全教育システム 企業も使える旋盤シミュレータ/職業能力開発総合大学校東京校

2011.12.01 【安全スタッフ 特集】
  • list
  • クリップしました

    クリップを外しました

    これ以上クリップできません

    クリップ数が上限数の100に達しているため、クリップできませんでした。クリップ数を減らしてから再度クリップ願います。

    マイクリップ一覧へ

    申し訳ございません

    クリップの操作を受け付けることができませんでした。しばらく時間をおいてから再度お試し願います。

 作業を安全にしかも短時間で習得できる方法があれば…。そんな思いを形にしたのが、職業能力開発総合大学校東京校が開発した「安全教育用旋盤セーフティシミュレータ」だ。基本的な工作機械とされる旋盤で実習する際に、まずこのシミュレータで切り込み量などのデータを入れてパソコン画面上で模擬的に金属を削る。加工条件が合っていない場合は、加工される金属が勢いよく飛んで「ワークが飛びました」と表示される。画面上のシミュレーションなのでケガをする心配もなく、ゲーム感覚で学んで実習へと移行できるのが強み。企業でも初めて旋盤作業する作業者に、このシミュレータは十分使えそうだ。

“母なる機械”と位置づけ

 機械加工で丸物を削る旋盤は“母なる機械”といわれ、最も重要で基本的な工作機械に位置づけられている。機械加工の基本中の基本といえる旋盤作業で、初心者が技術を習得する場合に問題となるのが、不適切な加工条件を選択し、ワーク(切削する金属)脱落や飛来による人身災害だ。

 同校では、技術習得のための実習作業で生徒を被災させないために、まず手本を示し「やってみせ」そして「やらせてみる」を励行し、作業の要所で安全作業の徹底と安全喚起を行ってきた。

 ところが、まれにワーク脱落や作業中でのヒヤリ・ハットが報告されたという。これは旋盤作業の性質によるもので、安全で効率よく行うには長年の経験と勘に依存するところが多いことが原因している。

 例えば、材料の長短による作業方法や…

この記事の全文は、安全スタッフの定期購読者様のみご覧いただけます。
▶定期購読のご案内はこちら

安全スタッフ電子版へログイン

安全スタッフ電子版は安全スタッフ購読者専用のサービスです。

詳しくは労働新聞・安全スタッフ電子版のご案内をご覧ください。

平成23年12月1日第2151号 掲載

あわせて読みたい

ページトップ
 

ご利用いただけない機能です


ご利用いただけません。