事業承継 「準備を進めている」は46%止まり 大商調べ

2020.05.27 【Web限定ニュース】
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 大阪商工会議所は、「中小企業の事業承継に関するアンケート調査」の結果を公表した。事業承継の準備を進めている割合は46.4%にとどまっている。

 調査は令和元年12月、従業員数300人以下の中小企業を対象に実施した。60歳以上の代表者1万人に調査票を郵送し、1889人から回答を得ている。

 事業承継に関する代表者の意向をみると、「親族に承継したい」が53.5%を占めた。「自社の役員・従業員に承継したい」(17.2%)などを大きく引き離している。

 準備状況では「すでに準備を進めている」が46.4%で、「これから準備する」は35.4%、「現時点で準備をする予定はない」は16.3%だった。

 後継者について尋ねると、「いる」が69.1%に対し、「まだ決めていない」は15.1%、「いない」は12.8%となっている。

 同商議所は中小企業の事業承継支援の強化に向け、3月30日に「大阪府後継者バンク」を新設している。

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