『社労士が教える労災認定の境界線』の連載記事

2025.05.27 【安全スタッフ】
【社労士が教える労災認定の境界線】第377回 長期の連続勤務でうつ病患い自殺

災害のあらまし  某大手コンビニエンスストアのフランチャイズ加盟店Yでアルバイトとして働いていたXは、やがて店長に昇進した。以後、本来の業務である商品の発注や陳列、アルバイトの勤怠管理のほか、人手不足やアルバイトの欠勤によるシフトの穴埋めのために自らレジ打ちもするようになった。  1年数カ月以上にわたりほとんど休みがない状態が続いた結果、……[続きを読む]

2025.04.25 【安全スタッフ】
【社労士が教える労災認定の境界線】第376回 学生バイトが勤務後更衣室でケガ

災害のあらまし  F社は、M市内に複数の店舗を展開するファミリーレストラン。数人のパート・アルバイトを抱え、接客や調理補助を担当させている。F社には制服があり、就業にあたっては制服を着用させている。大学生のアルバイトAが業務終了後、事業場内の更衣室で私服に着替えていた際、ロッカーの扉に手を挟んで負傷した。なお、着替えは、これまでの慣習によ……[続きを読む]

2025.03.27 【安全スタッフ】
【社労士が教える労災認定の境界線】第375回 家事住み込み業務後に心筋梗塞

災害のあらまし  介護福祉士のXは、訪問介護事業・家政婦紹介あっせん事業などを営むY社に家政婦兼訪問介護ヘルパーとして登録され、家事業務や介護業務に従事していた。Y社のサービス利用者であるZ宅で家政婦兼訪問介護ヘルパーとして働いていた他の家政婦が休暇を取得している間、Xは代替要員としてZ宅に住み込み、家事業務と介護業務に従事した。  7日……[続きを読む]

2025.02.26 【安全スタッフ】
【社労士が教える労災認定の境界線】第374回 出張先のホテルで心臓性突然死

災害のあらまし  医療機器販売A社の営業マンX(以下「X」とする)が出張先のホテルの客室内で倒れているところをホテル従業員に発見され、救急搬送されたが病院で死亡が確認された。死亡原因は「心臓性突然死」であった。請求人である被災労働者Xの妻Y(以下「Y」とする)が死亡したのは過重労働が原因であるとして労災請求を行った。 判断  本件の発生前……[続きを読む]

2025.01.28 【安全スタッフ】
【社労士が教える労災認定の境界線】第373回 工場の休憩室で一酸化炭素中毒に

災害のあらまし  自動車整備工場を営むC社のスタッフ数人が、工場内の休憩スペースで昼食を摂っていたところ、頭痛、めまい、動悸、吐き気を訴え、救急で医療機関を受診。一酸化炭素中毒と推定された。スタッフ数人は、入口のドア、シャッターなどを閉め切った状態で暖房用の石油ストーブを使用していた。 判断  休憩中に発生した災害ではあるが、事業場の施設……[続きを読む]

ページトップ
 

ご利用いただけない機能です


ご利用いただけません。