『人的資本経営期のHR用語集』の連載記事

2025.07.24 【労働新聞】
【人的資本経営期のHR用語集】第138回 社員・従業員・人材 言葉遊びに過ぎず 「人財」表記も含めて/木谷 宏 NEW

労働者」は社会的視点  企業、団体、自治体などで働く人の呼び方はさまざまだが、企業では「社員」、その他では「職員」とすることが多かった。しかし社員は、法律の観点から株主を意味する場合がある。またフルタイムで働く無期雇用の正規雇用労働者を社員(正社員)とすると、パートやアルバイトが含まれなくなる。こうした理由から、最近では“賃金を支払われて……[続きを読む]

2025.07.17 【労働新聞】
【人的資本経営期のHR用語集】第137回 静かな退職(後編) 自ら熱意をセーブ 働きに給与見合わぬと/木谷 宏

背景に組織への失望も  組織との心理的契約を静かに破棄したまま働く社員が、米国のみならず日本でも増加している。その背景としては、①ハッスルカルチャーの衰退、②ワーク・ライフ・バランス(WLB)の重視、③キャリアの不透明感、④組織への失望、⑤人手不足による業務過多などが挙げられよう。静かな退職者はやりがいや昇進を求めずに淡々と決まった仕事を……[続きを読む]

2025.07.10 【労働新聞】
【人的資本経営期のHR用語集】第136回 静かな退職(前編) 心理面で契約破棄 働きがいなど求めず/木谷 宏

20歳代で半数を占める  「静かな退職」(Quiet Quitting)を耳にするようになって久しい。今やわが国の正社員の4割以上が「静かな退職」をしており、そのうち7割以上はその状態の継続を希望しているとの調査結果もある。  「静かな退職」とは、“やりがいや昇進は求めず、決まった仕事を淡々とこなす状態”を指しており、米国のキャリアコーチ……[続きを読む]

2025.07.03 【労働新聞】
【人的資本経営期のHR用語集】第135回 飲酒リスク 組織の生産性低下 がんや依存症により/木谷 宏

画期的指針が誤解招く  2024年2月に厚生労働省は、「健康に配慮した飲酒に関するガイドライン」を公表した。これは飲酒に伴うリスクに関する知識の普及を図り、一人ひとりの状況(年齢・性別・体質)に応じた適切な飲酒量と飲酒行動を示したものである。なかでも、①飲酒量の純アルコール量(グラム)による把握、②飲酒量が少ないほどリスクが小さくなる事実……[続きを読む]

2025.06.26 【労働新聞】
【人的資本経営期のHR用語集】第134回 睡眠衛生 「創造性」の源泉に 記憶と学習を強化/木谷 宏

注意力や免疫力に支障  睡眠は健康な心身のために不可欠な活動である。しかし“時は金なり”に表される近現代の勤勉革命においては、睡眠は休息であると同時に生産活動を阻害する堕落であり、短い睡眠や徹夜に耐え得る強靭さが賞賛されたことも事実である。  今日では“夜間のトランス状態”である睡眠について、多くの知見が明らかになっている。あらゆる生物に……[続きを読む]

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