『ケーススタディー人事学Q&A』の連載記事

2025.05.01 【労働新聞】
【ケーススタディー人事学Q&A】第41回 勤務地限定者の転勤希望 賃金減なら同意取得 低下理由を丁寧に説明し/西川 暢春 NEW

【Q】 B百貨店では正社員の雇用区分について、転勤に制限のない「全国転勤型」や転居転勤のない「勤務地限定型」などを設けている。このほど、勤務地限定型のCさんから、「東京勤務だが、パートナーの転勤のために札幌に引っ越すので、札幌店で勤務したい」との申し出が。契約内容はあくまで“東京勤務”なのだが……。 認める義務は負わず 【A】 Cは東京都……[続きを読む]

2025.04.24 【労働新聞】
【ケーススタディー人事学Q&A】第40回 未成年者との労働契約 両親から同意得る 取消しトラブル防止に/西川 暢春

【Q】 Eスーパーマーケットでは、高校生のアルバイトFさん(17歳)を雇っている。ある日、Fさんの母親から「親に内緒でアルバイトをしているみたいですが、うちの子にアルバイトはまだ早いので、辞めさせていただきます」との電話が。ちょうど出勤していたFさんに聞いてみると「自分は辞めるつもりはありません」。この場合、雇用を継続して問題ないだろうか……[続きを読む]

2025.04.17 【労働新聞】
【ケーススタディー人事学Q&A】第39回 競合他社への転職者 退職金の性質を考慮 功労報奨か否かが重要/西川 暢春

【Q】 H卸売会社は、主に輸入食品を取り扱っている。営業として20年以上勤めてきたIが退職することとなり、約800万円の退職金支給を決定した。しかし退職後、Iがライバル社に転職することが判明。退職金はまだ支給していない。競合他社への転職者に対する退職金は減額できると聞いたが、認められるだろうか? 後払い的なら難しい 【A】 参考にすべき判……[続きを読む]

2025.04.10 【労働新聞】
【ケーススタディー人事学Q&A】第38回 早すぎる出社 指示の有無確認を 「何をしていたか」以外に/西川 暢春

【Q】 最近の勤怠管理システムは、入退室時にカードリーダーに社員証をかざすことで、自動で出退勤を記録する代物もある。L社ではこのシステムを導入したばかり。導入後最初の給与計算時に、いつもより時間外労働が20時間以上長い社員がみられた。恐らく朝食のために始業時刻の1時間以上前に出社しているのだが、確証はない。残業代は払う必要があるのだろうか……[続きを読む]

2025.04.03 【労働新聞】
【ケーススタディー人事学Q&A】第37回 求職者の病歴 配慮事項の確認を 再発可能性や不安点も/西川 暢春

【Q】 老人ホームを運営するT法人の人事担当者は頭を抱えている。介護職に応募してきたUさんには、最終面接を受けてもらうつもりだ。だが一次面接で履歴書の1年間の空白期間に何をしていたか尋ねたところ、「病気療養していました」。その場では掘り下げなかったが、仮に病気の影響で欠勤が続けば、施設の運営に問題が生じかねない。一体どうすれば……? 1つ……[続きを読む]

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