【社労士が教える労災認定の境界線】第315回 配送先で飼い犬に飛びかかられて転倒

2020.08.11 【安全スタッフ】
  • list
  • クリップしました

    クリップを外しました

    これ以上クリップできません

    クリップ数が上限数の100に達しているため、クリップできませんでした。クリップ数を減らしてから再度クリップ願います。

    マイクリップ一覧へ

    申し訳ございません

    クリップの操作を受け付けることができませんでした。しばらく時間をおいてから再度お試し願います。

災害のあらまし

 宅配業者社員のAが、配達の受け渡しのため入った配達先の玄関で、その家のペットの犬に急に飛びかかられ転倒、両腕に荷物を抱えていたため、そのままひっくり返り後頭部を打ち、負傷したもの。

判断

 勤務時間中の配達先での負傷であり、また犬が突然飛びかかってきたものを避けられない状況だったことから、業務上と判断された。

解説

 勤務時間中のケガは一般的に、業務上と判断される。それは、労働者が業務に就いている状態(業務行為中・業務に付随する行為中)である業務遂行性と、業務と災害、災害と傷病などとの因果関係を証明する業務起因性が分かりやすいためだ。業務遂行性と業務起因性、この2つの要素が認められない限り、業務上災害とはならない。

 通常の場合、…

執筆:一般社団法人SRアップ21 東京会
社会保険労務士小泉事務所 所長 小泉 正典

この記事の全文は、安全スタッフの定期購読者様のみご覧いただけます。
▶定期購読のご案内はこちら

安全スタッフ電子版へログイン

安全スタッフ電子版は安全スタッフ購読者専用のサービスです。

詳しくは労働新聞・安全スタッフ電子版のご案内をご覧ください。

2020年8月15日第2360号 掲載

あわせて読みたい

ページトップ
 

ご利用いただけない機能です


ご利用いただけません。