富山労働基準監督署は、機械を停止させず清掃作業を行わせたとして、機械部品などの製造会社と同社課長を安衛法違反の疑いで富山地検に書類送検した。労働者が金属加工を行う横中ぐり盤の切粉の除去作業を行っていたところ、回転する刃に巻き込まれ傷害を負ったもの。危険を及ぼすおそれがあったのに、機械の運転を停止させずに作業を行わせていた。（Ｒ１・10・25）

事件の概要

　事故は、富山県にある機械部品などの製造販売を行う会社で発生した。今年８月12日、同社工場で68歳の労働者が金属加工を行う横中ぐり盤に付着した切粉の除去作業を行っていたところ、回転する刃に巻き込まれ傷害を負ったもの。

　同社の課長は、…