【安全衛生眺めてみれば】第41回 美しさを追求する職務
2025.08.27
【安全スタッフ】
管理という言葉は、どうして「管」という字と「理」という字を使うのだろうと疑問に思い調べてみると、「管」は水を通すために作られた「竹」で作った細長い筒を意味し、制御しながら水を通すものであることから、次第にその意味が拡大し、一般的に制御する、コントロールするという意味をも持つようになった字、ということでありました。また「理」という漢字は「王」という字と「里」という字の組み合わせでできていますが、この「王」という字は「玉」という意味だそうで、宝石のように大事なもの、美しいもの、貴重なものを意味し、「里」という字はこの玉を磨いて筋道を明らかにし、整然としてさらに美しくする、というものだそうです。
つまり「管理」という漢字で表す意味は、美しく貴重なものを磨いて筋道を立て、さらに美しくなるようにコントロールすることだというのです。元来管理職というのは担当する職場の、そこで働く従業員と、そこの設備や機械類などを管理する人であるわけですが、その「管理する人」というのは、職場で働く人々や設備、機械類などを一層美しくして、それを維持する職務の人、というのが本来の意味のようです。
調べてびっくりしたのですが、…
執筆:一般社団法人 労務安全監査センター 代表理事 東内 一明
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2025年9月1日第2481号 掲載