【持続可能な経営を実現する 未来へつなぐ賃金改善】第7回 初任給の高騰 等級別の引上げも 既存社員とバランス保つ/津留 慶幸
2025.08.07
【労働新聞】
年齢給対応はシンプル
ここ数年の賃上げラッシュ以前から、新卒の採用競争は激化していた。コロナ禍でやや落ち込んだが、コロナ禍が明けて以降は再び激化している。そこに物価高対応の賃上げが重なり、新卒採用も中途採用も採用時の賃金(初任給)は上がり続けている。
既存の従業員の賃金も同じように引き上げることができれば良いが、できる企業は限られている。そうなると、一律の賃上げではなく、属性別など何かしらの区分を設ける必要がある。
新卒採用を行う企業の場合、真っ先に思い付くのは勤続年数別か年齢別の対応である。もし勤続年数を使って調整する場合、…
筆者:クラフト人事コンサルティング 代表取締役 津留 慶幸
この記事の全文は、労働新聞の定期購読者様のみご覧いただけます。
▶定期購読のご案内はこちら
この連載を見る:
令和7年8月18日第3509号6面 掲載