【50人未満事業場 安全衛生基本のキ】第18回 外国人労働者の対策 指示は短文で簡潔に 敬語・謙譲語を使わない/野口 紀央
2025.05.15
【労働新聞】
動画も使いつつ安全教育を実施
小売業や飲食業の店舗において、外国人の店員を目にする機会が増えている。令和6年10月末現在の外国人労働者数は230万人だった。10年前の79万人と比べて、約3倍に急増している。
外国人労働者に関する労働災害は少なくなく、5年確定値は5672人が被災している。このうち、第三次産業の被災者数は23%を占める。少子高齢化の進展に伴い、今後も外国人労働者の増加が予想されるので、安全対策の徹底は欠かせない。
安全衛生教育や労災防止対策を行ううえで重要な点は、外国人労働者に「日本の労働安全衛生」を理解してもらうためのコミュニケーションである。外国人労働者が指示内容を理解できていないと、誤った手順で作業したり、…
筆者:社会保険労務士野口紀央スマートオフィス 代表 野口 紀央
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令和7年5月19日第3497号10面 掲載