【人的資本経営期のHR用語集】第22回 ファシリテーション 工夫が要る時代に 人材の多様性広まって/木谷 宏
2023.02.16
【労働新聞】
結論への誘導はしない
ファシリテーションとは会議や研修を効果的に進行するコミュニケーション手法であり、問題解決・合意形成・学習などを支援し促進することを意味する。その要点は、①自らが結論を誘導しない、②参加者が課題と目的に沿った議論に集中できるように工夫する、③質の高い結果を得るために進行を計画して舵取りを行う――の3点である。
必要となる場面は、職場ミーティングのようなカジュアルな場から、プロジェクトや委員会といった公式な会議までさまざまである。任されるのはリーダーや管理者であることが多く、一般にファシリテーターと呼ばれる。ファシリテーターに求められるのは専制型やカリスマ型のリーダーシップではなく、部下やメンバーを主役に位置付けるサーバント・リーダーシップのスキルである。…
筆者:県立広島大学大学院 経営管理研究科 教授 木谷 宏
この記事の全文は、労働新聞の定期購読者様のみご覧いただけます。
▶定期購読のご案内はこちら
この連載を見る:
令和5年2月20日第3389号12面 掲載