無許可派遣・送検 労働局が告発 労災から発覚 呉警察署

2019.09.17 【労働新聞 ニュース】
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 広島県呉警察署はこのほど、無許可で労働者派遣事業を営んだとして、谷口工業㈲(広島県呉市)と同社の代表取締役を労働者派遣法第5条(無許可派遣)違反の疑いで送検した。広島労働局が今年1月7日に同警察署に告発していた。

 同社は機械メンテナンス事業などを営んでいる。㈱ニッポーと「請負」と称する契約を締結し、㈱日本製鋼所の広島製作所構内に労働者1人を派遣した。ニッポーが指揮命令をしており偽装請負の状態にあったという。

 違反は平成30年3月7日に起きた死亡災害で発覚した。同労働者が射出成形機の稼働装置内でモーターの交換をしていたところ、稼働装置が落下し、下敷きになって死亡した。広島中央労働基準監督署が同年7月19日、危険防止措置を怠ったとして、安衛法第20条違反でニッポーを書類送検している。

【令和元年8月5日送検】

令和元年9月16日第3225号5面 掲載

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