IT人材不足が深刻 中小企業白書まとめる 中企庁

2013.05.27 【労働新聞 ニュース】
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 中小企業庁は、2013年版中小企業白書を明らかにした。生産在庫管理や物流、販売などへのIT(情報技術)の活用が、中小企業の経営課題に対応するための強力な手段になると指摘する一方、IT活用を実践する人材の不足が大きな問題になっているとした。

 中小企業へのアンケート結果によると、従業員5人以上(製造業は20人以上)の中規模企業のうち、「在庫管理」にITを導入しているのは58.1%、「生産」や「物流」への活用も50%程度で、大企業での導入率(7~8割)と格差が生じている。

 IT導入・活用の課題では、中規模企業の42.0%が「導入・活用を企画、推進、運用するIT人材が不足している」を挙げたほか、「従業員のITの活用能力が不足している」も36.9%に上った。 

 中規模企業でのIT人材の充足状況をみると、「とても不足」が30.2%、「やや不足」が33.8%で、合わせて6割を占めた。高年齢者中心の年齢構成である企業ほど、IT人材不足に陥っている傾向がある。

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平成25年5月27日第2922号2面 掲載

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