キャリア情報開示を 「身に着くスキル」にニーズ JHR・転職支援ガイド
2025.07.15
【労働新聞 ニュース】
人材サービス産業協議会(=JHR、岩下順二郎理事長)は、人材サービス業向けのガイドブック「主体的キャリア形成マッチングのススメ」を発行した。過去3年以内の転職経験者や転職希望者約2000人を調査・分析したもので、キャリア自律意識の高さの違いにより、転職先を選ぶ際に求める情報も異なる傾向が分かっている。
キャリア形成意欲が高く、転職活動の当初から数年後のキャリアイメージを持つ層では、「キャリアパス」の情報を求めている割合が全体の平均より10.2ポイント高かった。「身に着くスキル」でも8.5ポイント上回っている。
ガイドブックでは今後の転職者支援のあり方として、求人企業へキャリア形成に資する情報の開示を働き掛け、求職者とのマッチングを図っていくべきなどとしている。
令和7年7月21日第3505号3面 掲載