不適切出向防止向け指針を改正 金融庁
2025.05.27
【労働新聞 ニュース】
金融庁は保険会社による不適切な出向防止に向け、監督指針の一部改正案をまとめた。出向方針の策定や、人事部門による適切な出向施策の実施、出向者の管理などを講じる必要があるとしている。指針改正は大手損害保険会社の出向者による、個人情報漏洩問題を受けたもの。3月24日には金融庁が大手損保4社に対し、業務改善命令を出していた。
改正案はそのほか、取締役会とコンプライアンス部門の適切な関与、コンプライアンス部門・内部監査部門による検証と監査、必要に応じた出向方針の見直しなどに取り組むべきとしている。
令和7年5月26日第3498号2面 掲載