建設現場に快適トイレ普及を 低住協がシンポジウム開催

2019.06.20 【Web限定ニュース】
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 全国低層住宅労務安全協議会は5月28日、「快適トイレ推進シンポジウム」を開催した。同協議会では、建設現場の働き方改革の一環として、きれいで使いやすい仮設トイレの普及を図る活動を進めており、協議会メンバーや賛同する事業場がプロジェクトの推進状況や各社の取組みを発表した。

 仮設トイレは多くが和式であり、洋式トイレが当たり前の世代には使いづらい面がある。アンケートでは、水洗化や洋式化、臭いの改善などを要望する声が大きかった。建設現場で働く女性からは、「女性がトイレを使用しづらく、最寄りのコンビニまで物を買いに行ってトイレを借りている」「男性トイレと並べられているため音が気になる」などの悩みの声も上がっているという。

 低住協の宗像祐司名誉会長は、「建設業が他産業との人材獲得競争に打ち勝つためには、大変な努力が必要。職人に劣悪な環境を押し付けるのではなく、トイレの快適化にご協力いただきたい」と活動のさらなる推進を呼びかけた。現在は、国交省が発注工事での快適トイレ費用を予算化し、倣う自治体も出てきているが数は多くない。協議会では、快適トイレ導入にかかる費用について、発注機関である自治体に助成制度創設の要望も行っている。

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