『能率維持・定着促進へ カスハラからの防衛術』の連載記事

2025.06.12 【労働新聞】
【能率維持・定着促進へ カスハラからの防衛術】第7回 法改正の経緯 ILOでも対策を要請 取引先も規制の対象に/内藤 忍 NEW

日本は賛成票投じる  2019年6月にILOで採択された「仕事の世界における暴力およびハラスメントに関する条約」(190号条約)において、各加盟国はハラスメントを禁止し、第三者によるハラスメントを含む規制などの採用を求められることとなった(4条2項)。日本政府は条約採択に賛成票を投じたこともあり、未規制部分の国内法化を積極的に進めなければ……[続きを読む]

2025.06.05 【労働新聞】
【能率維持・定着促進へ カスハラからの防衛術】第6回 参考となる対応策 電話応対用に「文言集」 攻撃的な発言への備えで/内藤 忍

不用意な謝罪しない  カスタマーハラスメント対策に当たっては、厚生労働省が運営するハラスメント総合対策のホームページサイト「あかるい職場応援団」が参考となる。同サイトでは、カスハラの定義や対応マニュアル、啓発ポスターなどの各種資料を紹介しているほか、カスハラについて学べる動画も公開している。動画では、カスハラに該当する事例とその対応方法を……[続きを読む]

2025.05.29 【労働新聞】
【能率維持・定着促進へ カスハラからの防衛術】第5回 東京都の条例② 「禁止」明示し行為抑止 ネット上の誹謗も対象に/内藤 忍

刑法違反の可能性も  前回は、東京都のカスタマー・ハラスメント防止条例の概要を紹介した。今回は、同条例の各条を抜粋し、同条例に基づいて定められたガイドライン(指針)を踏まえながら詳細を解説する。  第1条(目的)では、この条例は、カスハラ防止に関する基本理念を定め、都、顧客等、就業者、事業者の責務を明らかにしているとした。それによって、顧……[続きを読む]

2025.05.22 【労働新聞】
【能率維持・定着促進へ カスハラからの防衛術】第4回 東京都の条例① 行為者と離し被害防ぐ 短時間休憩を与えてケア/内藤 忍

言葉を広めるために  カスハラ問題への関心の高まりを受けて、昨年度から、いくつかの自治体が防止に向け、条例化の動きをみせている。今年4月1日に施行したのは、東京都、北海道、群馬県、三重県桑名市、群馬県嬬恋村である。今回は、最初に公布され、話題を集めた都の「カスタマー・ハラスメント防止条例」の概要を紹介する。  東京都の条例は、労使の代表者……[続きを読む]

2025.05.15 【労働新聞】
【能率維持・定着促進へ カスハラからの防衛術】第3回 高まる企業の関心 4割が対策へ前向き 各社による指針作成も/内藤 忍

現場対応に負担あり  企業では、従業員の心身を守るため、カスタマーハラスメント対策への関心が高まっている。経団連が2024年8~9月に会員企業に実施した「ハラスメント防止対策に関するアンケート調査結果」では、顧客・取引先などからのカスハラについて、「対策を取りまとめて実施している」、「取りまとめるべく検討している」が併せて43.2%に上り……[続きを読む]

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