『ケーススタディー人事学Q&A』の連載記事

2025.07.24 【労働新聞】
【ケーススタディー人事学Q&A】第52回 生理休暇と年休の先後 利点と欠点を周知 取得は従業員の自由だが/西川 暢春 NEW

【Q】 「月経によって休みを取る場合、生理休暇と年次有給休暇のどちらを先に取得すれば良いですか?」。今年採用した新入社員から寄せられた質問に、Y鉄鋼の人事部はあたふたしていた。男性中心の職場で、生理休暇の取得者はゼロが続いていたからだ。就業規則を確認したが規定を整備しておらず、答えに窮している。 届出期限切れ拒めず 【A】 使用者は、生理……[続きを読む]

2025.07.17 【労働新聞】
【ケーススタディー人事学Q&A】第51回 賃金の非常時払い 法令上義務は負わず 引越せずホテルから通勤/西川 暢春

【Q】 D卸売会社の人事担当者は、引っ越しを控える社員Eから相談を受けた。購入した物件の入居予定日が延期となり、最低でも2週間、住むところがないらしい。「実家から通うよりもホテルから通う方が安い。今月働いた分の賃金を先にもらえないか」とのこと。この場合、賃金の非常時払いに該当するのだろうか……。 実家からは対象だが 【A】 労働基準法によ……[続きを読む]

2025.07.10 【労働新聞】
【ケーススタディー人事学Q&A】第50回 正社員だけに検診補助 不合理の可能性高い 心理面で契約破棄/西川 暢春

【Q】 X製作所は、従業員数500人のメーカーで従業員の平均年齢は48歳と高い。今春の人事改定において福利厚生の充実を図り、がん検診について会社が費用を補助する制度を導入した。ところが労働組合から、「もちろん、再雇用者やパート労働者も対象になるんですよね?」との確認が。会社としては、正社員だけを想定しており……。 福利厚生として実施 【A……[続きを読む]

2025.07.03 【労働新聞】
【ケーススタディー人事学Q&A】第49回 叱責後の勝手な帰宅 「もう帰れ」と発言 すぐパワハラに該当せず/西川 暢春

【Q】 製造業A社の経理部では、近ごろB係員のミスがめだっていた。ある日Bの直属上司であるC係長が痺れを切らし、「やる気がないなら、もう帰れ!」と叱責。B係員は真に受けて帰ってしまった。C係長の発言はパワハラに当たるのだろうか? また、帰ってしまったB係員の賃金はどう扱うべきなのだろうか……。 ミスの程度など考慮 【A】 職場におけるパワ……[続きを読む]

2025.06.26 【労働新聞】
【ケーススタディー人事学Q&A】第48回 営業中にスキマバイト 出勤停止も選択肢に 法的には解雇可能だが/西川 暢春

【Q】 F商社の営業マンGは外回りがメイン。だが外回り中にスキマバイトをやっている疑いが持たれている。職務専念義務違反として処分が必要だと思われるが、『営業ノルマさえこなしていれば、多少サボっても問題なし』の社風があった。実際、仕事中にパチンコに行っている営業マンには何も指導していないという実態が。Gにどのような対処をすれば良いのか……。……[続きを読む]

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