『ケーススタディー人事学Q&A』の連載記事

2025.06.12 【労働新聞】
【ケーススタディー人事学Q&A】第46回 停電故障時の休業手当 「設備の欠陥」に該当 支払義務負う可能性高い/西川 暢春 NEW

【Q】 C飲食店の店長は、開店前に業務用冷蔵庫を開けて驚愕した。どうやら昨夜の台風で停電し、その拍子に冷蔵庫が壊れたらしい。慌てて修理会社に連絡すると「部品が足りないので修理までに3日はかかります」。仕方がないので3日間は休業することにした。この場合、従業員に休業手当を支払う義務はあるのだろうか? 掃除や研修できたか 【A】 労働基準法第……[続きを読む]

2025.06.05 【労働新聞】
【ケーススタディー人事学Q&A】第45回 昼休憩のケガは労災? 業務起因性は高く 会議室から戻る際に転落/西川 暢春

【Q】 E情報通信業では、ある日午前中に会議を行った。会議終了後、社員Fが会議室から執務室に戻ろうとした際に、階段から転落。全治1カ月を要するケガを負ってしまった。転落した時刻は12時を過ぎており、休憩時間だったという。この場合、労働災害として認定されるのだろうか? 原則は否定されるが 【A】 業務災害かどうかの判断は、通常、(1)事故が……[続きを読む]

2025.05.29 【労働新聞】
【ケーススタディー人事学Q&A】第44回 忘年会での暴行事件 解雇無効の可能性も 酒瓶で殴打 過去に懲戒歴なければ/西川 暢春

【Q】 A商事では先日、忘年会で酒に酔ったBが、同僚のCを酒瓶で殴る事態が発生した。Cは全治1週間のケガを負い、Bは現行犯逮捕された。社内では「Bを解雇するべきだ!」、「懲戒処分は必要だが、解雇はやりすぎだと思う」と意見が割れている。一体どう対応すれば良いのだろうか……。 裁判では敗訴の例も 【A】 A商事がBを解雇し、BがA商事に対して……[続きを読む]

2025.05.22 【労働新聞】
【ケーススタディー人事学Q&A】第43回 派遣労働者と競業避止 機密保持義務で対応 情報管理の研修も実施/西川 暢春

【Q】 専門商社のA通商では、営業事務課を中心に多くの派遣労働者が活躍している。取り扱う書類は“社外秘”のものばかり。先日、取締役会議ではコンプライアンスの徹底が議題に上り、「派遣社員についても、正社員と同様に3年間の競業避止義務が必要では?」との意見が出た。果たして課すことは可能なのだろうか。 就業中は合意書有効 【A】 派遣労働者の雇……[続きを読む]

2025.05.15 【労働新聞】
【ケーススタディー人事学Q&A】第42回 長すぎる休憩 開始と終了を記録 取得させた根拠として/西川 暢春

【Q】 Fクリニックでは、事務員の休憩時間を午前と午後の診療時間の間に3時間設けている。ある日事務員のGさんから、「休憩時間が長すぎるので、短くしてほしい」と要望があった。労働時間が8時間を超える場合、「少なくとも」1時間の休憩を与えなければいけないが、長すぎることへの規制はあるのだろうか? 長時間に規制はなし 【A】 労働基準法は、労働……[続きを読む]

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