『裁判例が語る安全衛生最新事情』の連載記事

2021.09.10 【安全スタッフ】
【裁判例が語る安全衛生最新事情】第376回 陸上自衛隊員訓練死事件 補償認めるも安全配慮義務違反否定 旭川地裁令和2年3月13日判決 NEW

Ⅰ 事件の概要  亡Aは、陸上自衛隊員であり、平成23年1月8日に、陸上自衛隊N演習場で行われたスキー機動訓練の参加の後、急性心筋梗塞により死亡した。原告Xはその妻であり、他の遺族と遺産分割協議で亡Aの請求権を単独相続することになった。被告Yは国である。  亡Aは、その日に、午前8時30分駐屯地を出発してN演習場に到着し、午前9時には本件……[続きを読む]

2021.08.27 【安全スタッフ】
【裁判例が語る安全衛生最新事情】第375回 豊和事件 業務軽減怠りうつ病発症で企業責任 大阪地裁令和2年3月4日判決

Ⅰ 事件の概要  原告Xは、被告Y社で、平成23年4月に入社して、1級建築施工管理技士の資格を持ち、Y社の施工管理部で、作業内容、納期の把握、現場監督との打ち合わせ、施工業者交付資料の作成、施工手順書の作成、部材の調達依頼、入荷部材の確認、施工業者の手配依頼、施工の進捗状況の確認、建築検査への立会いなどの業務を行っていた。  日常、Xは、……[続きを読む]

2021.08.17 【安全スタッフ】
【裁判例が語る安全衛生最新事情】第374回 甲研究所事件 うつ病で安全配慮義務違反認めず 札幌高裁令和元年12月19日判決

Ⅰ 事件の概要  被告Y1会社は、官公庁などからの受託調査研究、業務委託、経営コンサルティングを主な業とする会社である。  原告Xは、大学院修士課程在学中にアルバイトでY1社に勤務した後、大学の修士課程修了後の平成8年4月1日にY1社に正社員として採用され、調査研究部の研究員として業務を行っていた。被告Y2は、Xの上司であり部長である。X……[続きを読む]

2021.07.27 【安全スタッフ】
【裁判例が語る安全衛生最新事情】第373回 フルカワ事件 後遺障害等級が過大との主張退ける 福岡高裁令和元年7月18日判決

Ⅰ 事件の概要  被告Y1社は、新車、中古車の卸小売販売などを目的とする株式会社である。社員は25人くらいである。被告Y2はその代表取締役社長である。Y1社は、総務部などを中心とする鹿児島市にある本店のほか、複数の会社が自動車展示を行う鹿児島市にある合同自動車展示場内において、自動車の販売やロードサービス事業を行っていた。  原告Xは、平……[続きを読む]

2021.07.12 【安全スタッフ】
【裁判例が語る安全衛生最新事情】第372回 Y食品会社事件 業務量少なさ訴え自殺も責任を否定 札幌地裁令和元年6月19日判決

Ⅰ 事件の概要  亡Aは、精神障害者(うつ病)であり、平成24年11月に被告Y社に就職した。Y社は、牛乳、乳製品、菓子および食品の製・販売を行う会社であり、札幌市白石区内に工場を有し、製造出荷を行っている。  原告X1は亡Aの母親、原告X2は妹であり、父親は、その相続分をすべてX1に譲渡していた。亡Aは、平成18年9月から書店で働いていた……[続きを読む]

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