『裁判例が語る安全衛生最新事情』の連載記事

2020.03.27 【安全スタッフ】
【裁判例が語る安全衛生最新事情】第341回 岐阜県厚生農協事件 過労自殺で退勤催促に相殺認めず 岐阜地裁平成31年4月19日判決 NEW

Ⅰ 事件の概要  亡Aは、高校時代にライフル射撃競技を始めて高校総体で入賞(5位)、大学でもライフル競技に出場していたが、平成22年4月に大学卒業後に被告Y農業協同組合連合会に勤務し、平成24年に岐阜県で開催された国体のライフル射撃競技で優勝するなどの特殊な経歴を有する者である。原告X1、X2はその両親である。  亡Aは、その後もY連合会……[続きを読む]

2020.03.10 【安全スタッフ】
【裁判例が語る安全衛生最新事情】第340回 ディーソルNSP事件 過労自殺で支援要員拒否に過失相殺 福岡地裁平成30年12月11日判決

Ⅰ 事件の概要  亡Aは被告Y1社にシステムエンジニアとして勤務していた。原告X1、X2はその両親である。  被告Y2は、Y1社の親会社であるが、取引先から請負ったソフトウェア開発請負販売を目的としており、Y2社は、主として、東京で、Y1から受託したソフトウェア開発の業務の下請けをしていた。  Y2社が請負ったB社の新営業所システム開発の……[続きを読む]

2020.02.26 【安全スタッフ】
【裁判例が語る安全衛生最新事情】第339回 富士機工事件 入社後すぐの自殺で予見可能性否定 静岡地裁浜松支部平成30年6月18日判決

Ⅰ 事件の概要  亡Aは、知的障害および学習障害を持っていたが、高校卒業後、障害者採用の枠で被告Y社に入社した。原告X1、X2は、その両親である。被告Y社は、自動車部品の製造・販売を業とする会社である。  亡Aは、平成26年4月1日にY社に入社し、同月9日まで新入社員教育を受けたが、同月10日よりプレス課に配属され、同月10日~13日まで……[続きを読む]

2020.02.12 【安全スタッフ】
【裁判例が語る安全衛生最新事情】第338回 コンチネンタル・オートモーティブ事件 主治医の診断書の信用性認めず 横浜地裁平成29年6月6日判決

Ⅰ 事件の概要  被告Y社は、自動車部品の開発・製造・販売などを行う会社である。  Xは、Y社に平成24年2月に期間を定めないで採用され、子会社に出向という形で勤務していた。Xは、平成24年4月から同年7月にかけて恒常的な長時間労働をさせられたほか、上司Bからの過大な翻訳業務の命令や、上司Bから名誉毀損の発言、社内メールにより適応障害を発……[続きを読む]

2020.01.28 【安全スタッフ】
【裁判例が語る安全衛生最新事情】第337回 大島産業事件 事実上の代表のパワハラに企業責任 福岡地裁平成30年9月14日判決

Ⅰ 事件の概要  原告Xは、長距離トラックの運転手である。被告Y1社はトラックの運送会社であり、被告Y2はその代表取締役である。なお、被告Y3はY2の夫であるが、Y2はY3から命じられて代表取締役に就任していたが、対外的な活動は行っていたものの、Y1社に出社することはほとんどなく、また、従業員の採用や労働条件の決定に関与することもなく、Y……[続きを読む]

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