『裁判例が語る安全衛生最新事情』の連載記事

2019.09.10 【安全スタッフ】
【裁判例が語る安全衛生最新事情】第328回 住友ゴム工業事件 賠償請求へ消滅時効援用が権利濫用に 神戸地裁平成30年2月14日判決

Ⅰ 事件の概要  タイヤ製造を業とするY会社の工場に勤務していたX1ら7人の従業員(判決時には、このうち6人が死亡していたため、その相続人が22人となり、生存原告1人を合わせて23人となっている)が、退職後に製造工程で使われるタルクに含まれるアスベストなどの物質が原因で肺がんや中皮腫などが発症したとして、安全配慮義務違反によりY社に対して……[続きを読む]

2019.08.27 【安全スタッフ】
【裁判例が語る安全衛生最新事情】第327回 関西ケーズデンキ事件 過重な業務への配転指示で苦痛認める 大津地裁平成30年5月24日判決

Ⅰ 事件の概要  原告X1らは自殺した元従業員亡Aの妻(X1)と長男(X2)であり、被告Y1社は、電機製品、石油器具、ガス器具などの修理販売を目的として家電量販店を経営している会社である。被告Y2は、亡Aが勤務していた店舗の店長である。Y2は、亡Aに対して、亡Aが行ってきた不適正なリサイクル値引き、取寄せ部品の勝手な値引き並びに顧客の修理……[続きを読む]

2019.08.09 【安全スタッフ】
【裁判例が語る安全衛生最新事情】第326回 住宅福祉協会事件 虚偽回答の通報に伴うパワハラを認定 東京地裁平成30年3月29日判決

Ⅰ 事件の概要  一般財団法人であるY1住宅福祉協会に勤務している被災者Xは、長年勤務して調査役として、住宅ローン債権の保全、管理、回収、整理並びに団体信用生命保険の保険金請求などの活動をしてきた。平成24年7月1日に、元の上司であるY2とY3が理事に就任した。Y2は、もともとXを心よく思っておらず、Xに対して「辞めろ」「俺はお前を認めて……[続きを読む]

2019.07.26 【安全スタッフ】
【裁判例が語る安全衛生最新事情】第325回 貨物運送会社広島営業所事件 荷積みで腰痛に安全配慮義務違反認めず 鹿児島地裁平成30年1月23日判決

Ⅰ 事件の概要  被告Y社は、自動車貨物運送を業とする会社であり、鹿児島に本社があるが、広島市にも営業所がある。原告Xは、トラック運転手として働いていたが、平成26年5月に広島営業所に応援を命じられ、平成26年6月19日から広島営業所で業務を開始した。  広島営業所での作業は、営業所に隣接するY社の飲料工場内の製品積込み場において、コンベ……[続きを読む]

2019.07.09 【安全スタッフ】
【裁判例が語る安全衛生最新事情】第324回 神奈川建設アスベスト第2陣事件② 一部の被災者・被告企業間で責任認める 横浜地裁平成29年10月24日判決

Ⅰ 事件の概要  本件は、建築物の新築、改修、解体作業などに従事した作業従事者またはその相続人である原告ら45人(被災者ベース)が、その現場で使用された石綿含有建材から発生した石綿粉じんにばく露したことによって石綿関連疾患(石綿肺、肺がん、中皮腫、びまん性胸膜肥厚、良性石綿胸水など)にり患したとして被告国と被告建材メーカー企業49社を訴え……[続きを読む]

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