『裁判例が語る安全衛生最新事情』の連載記事

2020.07.10 【安全スタッフ】
【裁判例が語る安全衛生最新事情】第348回 研修所転落事件 バルコニーの瑕疵による責任認めず 東京地裁平成29年8月28日判決 NEW

Ⅰ 事件の概要  原告Xは、勤務先の会社の1泊2日の研修で、被告Y健康保険組合が所有・占有する保養所に宿泊していたが、宴会で飲酒した後、3階の客室の窓の外に避難用に設けられたバルコニーに立ち入り、バルコニーの手すりの開口部(本件空洞部分)から誤って、2階客室のバルコニーの前にあるテラス部分のタイル面に転落し、左踝骨骨折、左肩打撲、両膝打撲……[続きを読む]

2020.06.26 【安全スタッフ】
【裁判例が語る安全衛生最新事情】第347回 ビーピー・カストロールほか事件 1時間以上の注意パワハラと認めず 大阪地裁平成30年3月29日判決

Ⅰ 事件の概要  被告Y1会社は、自動車用潤滑油の輸入・販売を目的とする会社であり、原告Xは、平成22年3月にY1社に入社した者である。Xは、Y1社のコンシューマー事業部のA支店に配属され営業部の従業員であったが、そのA支店の支店長は被告Y2であった。A支店の従業員は4人であり、月に1度、会議が行われていた。Xが主張するには、Y2によるパ……[続きを読む]

2020.06.10 【安全スタッフ】
【裁判例が語る安全衛生最新事情】第346回 甲会社事件 石綿被害は訴外社が原因と請求棄却 大阪地裁平成30年3月29日判決

Ⅰ 事件の概要   原告Xは昭和58年4月から昭和62年まで被告Y会社に勤務した。Y社は、工業用ゴム製品などの販売の会社であり、その営業所では石綿製品として、ジョイントシート、ガスケット、パッキンおよびブレーキライニングを販売商品として取り扱っていた。Xは、Y社を退職後、1年2カ月間、A社の工場で勤務したが、そこでは鋳造用保温材などを製造……[続きを読む]

2020.05.27 【安全スタッフ】
【裁判例が語る安全衛生最新事情】第345回 ケー・アイ・エス事件② 持病の腰痛悪化に企業責任認めず 東京高裁平成28年11月30日判決

Ⅰ 事件の概要  被告Y1会社は業務用スパイスを製造販売する会社であり、原告Xは、平成13年10月に、その八千代工場で微生物検査や書類作成の業務に従事しており、平成20年以降は品質管理部門の主任の地位にあった。平成20年1月ころからは、製造部門の作業員が昼休みを取っている間、1時間ほど同部門の殺菌工程の作業であるスパイス原料を殺菌機に投入……[続きを読む]

2020.05.12 【安全スタッフ】
【裁判例が語る安全衛生最新事情】第344回 ケー・アイ・エス事件① 短時間の投入作業に伴う腰痛に賠償 東京地裁平成28年6月15日判決

Ⅰ 事件の概要  被告Y1会社は業務用スパイスを製造販売する会社であり、原告Xは、平成13年10月に、その八千代工場で微生物検査や書類作成の業務に従事しており、平成20年以降は品質管理部門の主任の地位にあり、平成20年1月ごろからは、製造部門の作業員が昼休みを取っている間、1時間ほど同部門の殺菌工程の作業であるスパイス原料を殺菌機に投入す……[続きを読む]

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