『裁判例が語る安全衛生最新事情』の連載記事

2019.05.09 【安全スタッフ】
【裁判例が語る安全衛生最新事情】第320回 九州建設アスベスト事件① 粉じんばく露防止で規制不行使が違法 福岡地裁平成26年11月7日判決

Ⅰ 事件の概要  本件は、建築物の新築、改修、解体作業などに従事した作業従事者またはその相続人である原告ら51人が、その現場で使用された石綿含有建材から発生した石綿粉じんにばく露したことによって、石綿関連疾患(石綿肺、肺がん、中皮腫、びまん性胸膜肥厚)にり患したとして、被告国と被告建材メーカー企業43社を訴えた事件である。  被告国に対し……[続きを読む]

2019.04.25 【安全スタッフ】
【裁判例が語る安全衛生最新事情】第319回 化学物質過敏症(シロアリ駆除) 駆除剤散布による再発に使用者責任 佐賀地裁平成28年10月18日判決

Ⅰ 事件の概要  被告Y社は不動産管理、建築、リフォームなどを目的とする会社であり、Bはその従業員であった。被災者Xは化学物質過敏症であり、そのため、Bに説明し、隣家でシロアリ駆除のための薬剤を散布するときには事前に知らせるように申し入れをしていたにもかかわらず、Bは事前に告知なく、隣家のシロアリ駆除を行ったために、Xはシロアリ駆除剤にば……[続きを読む]

2019.04.09 【安全スタッフ】
【裁判例が語る安全衛生最新事情】第318回 神奈川建設アスベスト控訴事件② 建材の市場シェアとの因果関係認める 東京高裁平成29年10月27日判決

Ⅰ 事件の概要  原告などは、主として神奈川県内において建設作業に従事した作業員またはその遺族など75人であり、いずれも建設工事によって石綿粉じんにばく露して、石綿関連疾患(石綿肺、肺がん、中皮腫など)にり患したと主張した。被告は被告国と石綿含有建材を製造販売していた被告企業44社である。  被告国に対しては、石綿粉じんにばく露しないよう……[続きを読む]

2019.03.26 【安全スタッフ】
【裁判例が語る安全衛生最新事情】第317回 神奈川建設アスベスト控訴事件① 一審判決覆し国の責任認める 東京高裁平成29年10月27日判決

Ⅰ 事件の概要  原告などは、主として神奈川県内で建設作業に従事した作業員またはその遺族ら75人であり、いずれも建設工事によって石綿粉じんにばく露して、石綿関連疾患(石綿肺、肺がん、中皮腫など)にり患したと主張した。被告は国と石綿含有建材を製造販売していた企業44社である。  被告国に対しては、石綿粉じんにばく露しないように、労働安全衛生……[続きを読む]

2019.03.12 【安全スタッフ】
【裁判例が語る安全衛生最新事情】第316回 神奈川建設アスベスト事件② 製造販売企業の共同不法行為成立せず 横浜地裁平成24年5月25日判決

Ⅰ 事件の概要  原告らは、主として神奈川県内で建設作業に従事した作業員またはその遺族ら75人であり、いずれも建設工事で石綿粉じんにばく露して、石綿関連疾患(石綿肺、肺がん、中皮腫など)にり患したと主張した。被告は、国と石綿含有建材を製造販売していた企業44社。この44社は、国土交通省と経済産業省が作成した「石綿(アスベスト)含有建材デー……[続きを読む]

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