『安全衛生眺めてみれば』の連載記事

2025.08.08 【安全スタッフ】
【安全衛生眺めてみれば】第40回 花火大会で職業性疾病思う

 私の人生最初のデートは、高校3年生のとき、17歳の夏の田舎での花火大会でした。デートなのに花火大会の人ごみのなかでは、他人のようにいつも離れていて、美しい花火を見ても、人知れず微笑みを交わすというような、今の若い人たちには想像もできないような、淡い、幼いデート模様でした。  もう一つの思い出は、昨年の夏の長岡での花火大会です。私の田舎の……[続きを読む]

2025.07.28 【安全スタッフ】
【安全衛生眺めてみれば】第39回 山中であわや熱中症に

 私の故郷、佐賀市は筑紫平野の中心にあり、市内のいたるところから、春夏秋冬いつでも、北方にそびえる背振山脈の山々を望むことができます。そのような環境なので、いつのころからか山登りに憧れ始め、暇な休日には自転車で山麓まで行き、そこから徒歩で登り始めることを常としていました。  後年、日本山岳会の会員となったのですが、同会は山の環境を守る活動……[続きを読む]

2025.07.10 【安全スタッフ】
【安全衛生眺めてみれば】第38回 稀ではない蛇の労働災害

 昨年の夏、北海道中標津町の温泉宿に泊まり、山野のウオーキングを楽しみました。私は学生時代には登山部に所属していたのですが、高齢者になって体力的にきつくなってきたので、ここ数年は丘のアップダウンを楽しむようにしています。それには、道北の中標津町はまさに最適なのです。宿の裏山の自然林に入り、そこから数時間歩いて、自然を楽しむことができます。……[続きを読む]

2025.06.26 【安全スタッフ】
【安全衛生眺めてみれば】第37回 草むらの危険なスズメバチ

 多くの職場で、夏になると草刈りが行われます。誰もが幼いころ、庭や畑で草を抜く作業をした経験があるので、草刈りは、それに毛が生えた程度の軽作業だという意識のほうが強いでしょう。しかしこれは大きな間違いです。雑草が生い茂る場所は、小動物たちの絶好の住処であり、憩いの場であり、牧場でもあります。彼らは、草むらに家を作り、家庭を持ち、子育てをし……[続きを読む]

2025.06.10 【安全スタッフ】
【安全衛生眺めてみれば】第36回 「良いこと」を報告する制度

 ヒヤリ・ハット運動というものがあります。どうもヒヤッとしたりハッとしたことは他人に言いたくない失敗体験という感覚があって、なかなか報告しないということがあるようです。そこで、ヒヤリ・ハットは失敗例ではなく、事故にならなかった成功例だと考える企業が増えてきました。「危険に対処する能力があったからこそヒヤッとしただけで済んだ、それは成功例だ……[続きを読む]

ページトップ
 

ご利用いただけない機能です


ご利用いただけません。