【ピックアップ調査資料】職場における熱中症による死傷災害の発生状況(確定値)(厚労省)
2025.06.19
【労働新聞】
午前中の被災が3割超に
2024年における、熱中症による休業4日以上の業務上疾病者数は、1257人だった。うち死亡者数は31人となり、死亡災害の統計を開始した1989年以降、2番目に多くなった。
時間帯別にみると、午前中が430人、17時台が99人、18時台以降が115人だった。全体に占める割合は、順に34.2%、7.9%、9.1%。午前中や、気温が下がった17時台以降でも発生している状況がうかがえる。
17時台や18時台以降での死亡者は計6人となった。「日中には重篤な症状はみられなかったにもかかわらず、作業終了後や帰宅後に体調が悪化した事案が含まれる」と分析した。
死亡災害31件のうち、暑さ指数(WBGT)の把握を確認できなかった事例は24件となっている。糖尿病、高血圧症など、熱中症の発症に影響を及ぼすおそれのある疾病や所見を有していた事例は21件だった。
この記事の全文は、労働新聞の定期購読者様のみご覧いただけます。
▶定期購読のご案内はこちら
この連載を見る:
令和7年6月23日第3502号4面 掲載