【ぶれい考】いまだ続く男性中心社会/堀内 麻祐子
2025.05.22
【労働新聞】
1986年に男女雇用機会均等法が施行され、私が社会人になったのはその4年後だった。男性と肩を並べて仕事ができると、意気揚々と仕事に就いたが、それは大きな間違いだと気付くのに時間はかからなかった。私の仕事人生は30年以上になるが、男性が中心の社会はいまだ何も変わっていないような気がする。
三十数年という長い年月が経ち、大学進学率の男女比は同等になり、女性が就職するのは自然なことになっている。2015年に成立した女性活躍推進法が追い風となって女性の社会進出が進み、ダイバーシティー経営が叫ばれ、企業にはさまざまな厳しい目標が課せられるようになった。しかし、女性が抱える問題の本質には何も手が付けられていないようにみえる。本気で女性を社会で活躍させようと考えているのか、そんな疑問が湧いてくるのである。…
筆者:㈱センショー 代表取締役 堀内 麻祐子
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令和7年5月26日第3498号5面 掲載